2010年10月9日土曜日

感想文 回転木馬のデッド・ヒート by 村上春樹

またまた図書館で借りました。村上春樹さんの本は中毒になります。
村上春樹さんが実際会った他人の話をほとんど脚色なく書いてみた本、という事です。8つのショートストーリーが入っています。事実は小説より奇なり、ですよね。書かれたのは1985年位。その頃の時代背景もちょうど日本がバブル前で今となってはうらやましいです。
私が一番面白いと思ったのはプールサイド。35歳になった男が人生のターニングポイントに来てしまった事を確認している話。誕生日の朝、裸になった自分を鏡でしみじみと観察し、チェックする過程は想像してみるだけでちょっと笑えるけれども、いざ自分がやってみたらやっぱりショックを受けそうな、っていうか、15年前も今も私の場合はそんなに自慢できるような肉体でも何でもないんですが。
さて、25年後の今2010年では、35歳なんかまだ若手に入るような気がするのは、自分も年を取ったからでしょうか。龍馬伝の福山雅治さんだって、40歳であれだけ若々しく、立派に第一線で活躍してますし。今は何歳になろうとエイジレスに保っていられる方、中にはサイボーグのようにかたくなに若さを保っていられる方、そんなに年いってないのに老けてしまう人、年相応な方、いろいろいますが、見た目が若い人は確実に増えてる気がします。
村上氏はとても人の話を聞くのが上手なんだなぁと思いました。私も聞き上手になりたい。





2010年10月1日金曜日

英語で雑談

アメリカのスーパーマーケットや書店、コーヒーショップ等のお店にいくと、かなりの確率でとてもフレンドリーな人がいる。もちろんその反対にあり得ない位無愛想なひともいるけど。
この間バーンズ&ノーブルという書店の中に入っているスタバ風のコーヒー屋さんで、ちょうど私の前に並んでいた人が店員さんととっても親しげに雑談をしていた。多分初対面であろうこの二人の雑談は携帯電話のことから始まり、昔は電話番号とか覚えてたけど、今は携帯なくしたり壊しちゃったら誰とも連絡取れなくなっちゃうよねー。なんて多分殆どの人が誰かしらと一度は交わしたようなたわいのない話をしていた。
二人の雑談は私の前に並んでいた五十代の婦人がラテをオーダーし、ちょうど店に一人しか働いている人がいなかったため、20代らしき店員さんがラテを作りながらスムーズに続き、出来上がった商品を渡し終わる時にちょうど終わった。それは多分5分間の出来事だった。
私はまるで目の前でショートストーリーを見ているような気分になった。しかし同時にこのフレンドリーな人の後のカスタマーとして、あまりに無愛想にオーダーして商品を受け取るのはいけないようなプレッシャーにも襲われた。アメリカに住んで12年が経つが、未だにこういったたわいのない会話をするのは苦手だ。
結局私は店員さんにメニューの中の一つの質問をし、それをオーダーし、作るのに時間はかからなかったため、会話を続ける必要はなかった。
雑談力を語る本が今日本で人気みたいですが、本当に社会の潤滑油ですよねってお話。多分グローバリーに。

スタバでブログを書いてみる。

今日は車を修理に出しているので、息子のpre schoolが終わるまで近くのスタバで暇をつぶしている。コンピューターがあれば二時間位平気で過ごせちゃいますね。5年位前、子供ができる前にこういう事もしたかったけど、当時は私の持っているコンピューターが古かったのでできなかったような気がする。
さて、今は朝の10時頃。とあるロサンゼルス近郊の割と大きな通りの近くのスタバにはお客さんがたくさんいる。私のようにラップトップを持ち込んでいる人もざっと5人位いるんではないでしょうか。外で何やら8人位でミーティングをしている人、商談をしているビジネスマン、愚痴を言い合っているお母さんたち等。人間観察をしているだけでなんだか楽しい。

2010年9月5日日曜日

読書感想文 : デトックスバイブル by 大森 隆史

地球環境が崩れて来ている事が今年の夏当たりにはひしひしと実感させられる、2010年夏もそろそろ終わろうとしているのではないでしょうか。日本や各地での猛暑、台風などの自然災害。まるで地球が悲鳴を上げているような気さえしてしまいます。
私たちの体もそんな地球とともに化学物質や環境ホルモンに侵されているのかも、なんて思ったりもします。この本、デトックスバイブル by 大森 隆史 はデトックスに興味を持って来たときにたまたま図書館で借りて来た物です。
言うまでもなく、いろんな食品にいろんな化学物質が入っている。これはもう、普通に生きていく限り、しょうがない事です。いちいち気にしていたら、生活できません。せめてきれいな水を毎朝起きたときに室温で飲む事を習慣にし、デトックス効果のあるハーブティーを毎日飲んで、ついでにサプリメントも飲んで、なるべく肉や魚を食べず、野菜や果物もなるべく安全そうな物を選び、自炊する事を心がけて、地球のためにもゴミを減らし、エコな生活を心がける事が、私たちひと個人としてとりあえずできる事なのかも? と思いました!

2010年9月4日土曜日

アメリカの消費税 

私の住んでいるカリフォルニアロサンゼルス近郊のこの街での消費税はなんと9.75% 高いでしょう。でもこの消費税、食品にはかかりません。アルコール類にはかかります。レストランでのテイクアウトや、レストランで食べるとかかります。でもスーパーの中に売ってるお惣菜等にはかかりません。
これってなかなかいい制度ですよね。政治家の皆様、参考になさっては。
かからないもの一例。
果物
肉類
加工食品
お惣菜


2010年8月31日火曜日

サングリアと官僚たちの夏

今ハマっているのがサングリア。いろんな作り方があるみたいだけど、私の作るのは超簡単。オレンジの皮を剥いて半分位をちょっと絞り、搾りかすも一緒にグラスに入れて、ワインを注ぐだけ。しかもどんなワインもそれなりにおいしくなってしまうから嬉しい。土日のドラマ見るときに飲んでます。
日曜日の夜につい最近までやっていた官僚たちの夏。全部見ました。実在した人を基にしたフィクションみたいですが、戦後の日本を先進国の仲間入りにさせた舞台裏の様子というか、その頃の政治背景がなんとなくわかり、とても興味深かったです。アメリカは当時から相当あくどいですね。
それにしても、いまの民主党ときたら、やれ小沢だ鳩山だ菅だとか、払う余裕がないのに子供手当だとか、龍馬にしても、官僚たちの夏としても、日本人同士で争っている場合じゃないっていうのが歴史の中の教訓としていろいろドラマになっていたりするのに、どうしてこんなに反省しないんでしょうか。

2010年8月24日火曜日

勝海舟 by 武田鉄矢氏の言葉

ロサンゼルスでも龍馬伝が放送されているので毎週見ています。先週は第26話をやっていました。龍馬が西郷どんに初めて会うところです。また、この回では神戸海軍操練所が閉鎖になってしまいました。武田鉄矢さん演じる勝海舟が操練所のみんなに語る言葉を聞き、感慨深かったです。

このままでは、日本は危ない。
急がねえと、おいらの寿命がなくなっちまう。
だが、だが、おめえさんたちは違う。
おめえさんたちには、時がある。
ここから先は、おめえさんたちの舞台の幕が開く。
昔、海は日本と世界を隔てていた。
だが今は違う。
海が、日本と世界をつなげている。

と。

先生!って駆け寄りたくなりますね。
実は、このエピソードを見る前に夢を見ました。
話の前後は夢だったので覚えてないんですが、武田鉄矢氏が、
「このままだと、破綻しちまうなぁ。」と言っている夢。
起きた後、どういう事なんだろう。私は何をすればいいんだろうって思わず考え込みました。

そしてその次の日位に龍馬伝での勝海舟の言葉を聞き、デジャヴを感じました。