2007年12月19日水曜日

何のために産まれて来たか考える本:聖なる予言と第十の予言 読書感想文

久しぶりに本を読んだ。友達がずっと前に「スピリチュアルとアドベンチャー混じってて面白いよ。」と貸してくれて、今まで機会がなくて読んでなかったのだけど、風邪をひいてしまって寝込んでしまったので一気に読み終わってしまった。
聖なる予言 by ジェームズ・レッドフィールド
聖書と同じ時期に聖書と同じ言葉で綴られた予言を見つけにペルーまで旅立った主人公。それは8章まで見つかっているが、9章が今まさに見つかりそうだという噂。ところがこの予言に関わった物はなぜかペルー政府によって執拗な嫌がらせを受ける。。
一章ごとに主人公と一緒に予言を解明してゆく。それは私の人生にも参考になったし、ちょうど今の私にもたくさんのインスピレーションを与えてくれた。
すべての出来事は偶然ではなく、人との関係はエネルギーの受け渡しである事、そして誰もがこの世になにかの使命を持って産まれてきた事。。
今の状況に行き詰まっている方、なにか暗い気持ちが渦巻いている方、読んでみてはどうだろう。

2007年12月11日火曜日

自分の力

まだ高校生の頃、ミュージカルに挑戦をしたことがある。結局ミュージカルというよりも一人一芸をやって、お客に点数をつけてもらう、という形になったんだけれども、そもそもその中のメンバーに選ばれるためのオーディションの事をよく覚えてる。
1分間自己アピールをせよ、ということで、歌う人あり、一人芝居する人ありで、私はダンスをする事にした。その当時、私はジャズダンスを習い立てで、振り付けも適当で、実は半分アドリブでめちゃくちゃなもんだった。
だけどなんと通ってしまった。
そもそもどうしてそのオーディションを受けようと思ったのかというと、エコーズの辻さんがNHKの番組で司会をやっていて、辻ファンだった私はそれにつられて出てしまったのである。
審査には参加しないよ、といって後ろの方で座っている辻氏を合格発表の後で近づくと、彼は、
「一番最初に君は受かるな、と思った」
とおっしゃっていただいたのである!
思えばそれに気を良くして、だらだらその後練習をさせていただき、(発声、ダンス、お笑い等)最初に書いたように全部自分たちで話から何からやれよ、という趣旨の番組だったので、結局一人一芸に決まったのだけど、元々芸のない私は本番あまりぱっとしない芸をして、結局完全不燃焼のような気持ちでその青春の一ページは幕を終えたのである。
本番も見に来てくれた辻氏はこういった。
「君にはちょっと期待していたんだけどねぇ」
ごめんなさい辻さん。失望させてしまって。いや、後の彼の華麗なる成功からすると、きっとそんな事はとっくにきれいさっぱりと忘れているのはわかっている。
あれから17年。私は今もいろいろ挑戦して、今も自分で、一体私は自分の力を出し切れているのだろうか、と自問する。

2007年12月5日水曜日

切ない気持ち。

10年ぐらいぶりにある人からメールが来た。むかーしむかし、まだ私が今の自分の半分の年齢のときに、いっしょに素人ミュージカルをしたときの仲間である。彼は私より確か3つくらい年上で、私の目からすれば立派な役者さんだった。
その劇団はそのミュージカルをやるためだけに集められた10人ぐらいで成り立っていて、発声もちゃんとできて舞台経験もすでにあってプロとしてやっていきたい人が4割、音楽をプロでやっていきたい人が2割、あとの残りは冷やかしでオーディションを受けて受かっちゃった高校生、もしくは社会人という感じ。私は後者に入っていた。
今回メールが来たのは、そのときやった舞台で歌った歌を、もう一度歌おう、という企画があるといい、昔の仲間と連絡をとっているという。私は残念ながら日本にいないので参加できないけど。。
今はコメディアンをしているという彼。ずっと夢を捨てずに地道にやっているみたい。
どちらかというと文学青年風な方で、周りの人への思いやりがまじめなぐらい強かったから、コメディアンってちょっと意外だけど、
私も夢を追ってアメリカに来た。途中でどれが夢だかなんだかわからなくなって、アメリカという国が嫌いになったり、夢なんか追わずに日本にいてOL続けて家族のそばで暮らせば良かったかなーなんて思う事がある。
あの時夢を追っていなければ今後悔しているかもしれないけど、夢を追って後悔する事もあるんだよなーと思う今日この頃。だけどそれを後悔で終わらせたくないから、今日もこつこつと頑張っているのかもね、私も彼も。