2019年8月6日火曜日

原爆が広島に落とされた日と展示をみたアメリカ人ハーフの子の反応。



子供と夏に里帰りをしたとき、バスの乗り継ぎの間にちょっとだけ時間を持て余したので静岡県庁のビル21階にある展望室へ行ってみました。

7月後半でこの時期になると戦争、原爆の企画がよくある日本。

アメリカ生まれ、ハーフの娘と息子は何度もこの時期日本に来ていたのですが、このようなイベントに出会ったのは意外にもこれが最初。


テレビには裸足のゲンのアニメが放映されていました。

被爆したおじさんが包帯巻きになり、うじ虫が湧いていてゲンがおじさんを元気づけているところでした。

高校生が描いたあの日(もしくはその直後の)広島というのも展示されていました。

爆発を受け皮膚が火傷で剥がれて、ゾンビ状態で歩き回る人々の絵や、一瞬で焼け焦げた体の絵、水を求めさまよう様子、写真もあり、有名な死んだ妹をおぶり、母親が埋められるところをじっと見つめる少年の写真もありました。

ここまで広島の原爆のことをしっかり表したものを見たことがなかったのでしょうね、ショックを受けていました。

下の娘(8歳)は

「誰がやったの?」

「アメリカ」

「えーー!日本はそれを許したの?」

「そーなのよ。」

「えーー。信じられない。」

その後も

「なんで戦争が起こったの?」

「えーー、日本がハワイをちょっと攻めちゃってさ」

みたいなやり取りをしました。

「なんというか、ちょっとビンタしたらボコボッコにやられてトドメを刺された感じかね。」

と私は言いました。

「ついでに新兵器使って実験してみるか、みたいな。」

表面上平和な今現在。

裏でどんなやり取りが行われているのかはわかりませんが。

世界のどこかで紛争は行われていて、広島の時と同じような目にあっている人々も実はいるのかもしれません。

核の脅威は今もあり続けます。

戦争で苦しむのは一般庶民です。

戦争の記憶がなくなりつつある今。

あれからたったの70年ちょっとしか経ってないなんて驚きです。

世の中は変わりました。

ちょうどフィリピンで戦後30年潜んでいた小野田少尉のことがテレビでやっていて、彼が戦争中そのまんまの価値観をちょいとだしたら(靖国神社に奉納する云々)世論からバッシングを受けショックを受けていたこと、翌年ブラジルに行ってしまったことを知りました。

何が正しいと考えるべき、みたいなことって案外曖昧で、巧妙に操作させられてたりもするんでしょうね。

ただ、戦争は一般人を巻き込み、多大な被害が出る。

戦争がないとやっていけない人々もいる。

というか、平和な世の中では儲からない人がいる。


ってこと。




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