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2009年2月24日火曜日

失恋した人にお勧めな本 : メルヘンクラブ by さとうさくら

図書館で表紙のかわいさとメルヘンクラブという題に惹かれて借りた一品。

人付き合いも友達も、仕事もどうでもいい。いつもどうとでもとれる返事をして、本気で人と付き合う事をしていない主人公。元カレのタケヲだけが人生のハイライトであとはどうでもいいと思ってしまう主人公頼子。
失恋の痛手の中、大学の事務室で働く25歳女子が学生と間違われ、好きな夢をみるというサークルに入り、元恋人のタケヲの夢を見れるようになるけどなんだか空しい。そして。。。

主人公、他の登場人物ともども、きっとリアルにいそうな人々。私は頼子はいつも愛想笑いをして、けっこう礼儀正しい人じゃないですか、なんて思ったりしたんだけど。私は頼子とは違う性格で、どちらかというといつも人とつながっていたいと思う方。だけど最近は大人になったことの副作用というか、家族を持つと、どうしても生活レベルの格差と言うか、うちは残念な事に貧乏な方で、周りはもうちょっと余裕のある家庭ばかりなので、ママ友同士でもなんとなく肩身が狭いように感じてしまって、別に見栄を張る訳じゃないけど、貧乏人に見られるのも嫌なので思った事を言えないとか、引け目を感じてしまう事も多々ある。逆に頼子みたいに別に誰ともつながりたくない、友達もいらない、と思えてしまう事の方が達観していてすごいなーと思ってしまう。

今現在とちょっと前、夢の中に昔の友達とかクラスメートとか話もした事もない人とか昔好きだった人とかでてきて、夢の中の生活がなんかエキサイティングで、現実の生活はどちらかというと単調で、夢を覚えている事すらなんか嫌な時がある。

なんてまたまたまとまらなくなってきましたが、、

読んだ後になんかすっきりした気分になる本。オススメです。主人公のように失恋をしたあなた、読んでみてはどうでしょうか。